今週のブラックボードは、バスケットボールやサッカーをされてる学生さんがなりやすい、成長期の膝の痛みについて書いてみました。
「オスグッド病」というと聞きなれないかもしれませんが、平たく言うと、
膝や太ももの使いすぎで、太ももからの筋肉の腱が膝下の骨にくっついているのですが、その腱が、成長期でまだやわらかい骨とともに剥離(はくり)してくるケガのことです。
ジャンプや走ったり、膝の屈伸などで痛みが発生します。
膝の下部がぼこっと飛び出てきて、押すと痛みがあります。
成長期の骨はまだやわらかいので剥離しやすく、大人になってから発症することはありません。
痛みがひどいときはスポーツを控えることで数ヶ月で治ります。成長期特有のケガなので、大人になれば自然と治ります。
ですが学生さんも部活動などで休めない場合も多いと思います。
その場合は、太ももの筋肉が使いすぎで固くなり発症するので太もものストレッチを行ったり、腱にかかる負担をやわらげるためのテーピングなどを行い、運動をしながら痛みを軽減する方法をとります。
大人になれば治るのですが、後遺症が残ってしまう場合もあるので、「よくある痛み」と馬鹿にせず、しっかりと治しておきましょう。