あなたの腰痛は、どのタイプ?

腰痛の分類と症状

1年を通して特に寒い時期は、腰痛で接骨院へ来院される方が多いように感じます。

寒いからと言って、温めていいのか冷やした方が良いのか、動いた方がいいのか安静にした方がいいのか、よく分からない方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、腰痛の原因や対処法について解説をしていきたいと思います。

 

なお、すみれ整骨接骨院への腰痛治療へのご相談等はLINEからもお問い合わせ可能です。

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腰痛体操をまだ見ていない方はこちらをどうぞ!

ぎっくり腰(急性腰痛症)

重いものを持ったり、くしゃみなど不意な動きによって起こる筋肉や椎間板の炎症です。じっとしていればあまり痛くはありませんが、歩行や寝返りなどの動作に伴って激しい痛みがあります。

原因は大きく筋肉性のものと、椎間板性のものがあります。

筋肉性

 

 

 

 

 

 

重たいものを持ったり、くしゃみをして不意な動作をした時に、脊柱起立筋や大腰筋といった腰の筋肉に、急激な負荷がかかり筋線維に炎症が起きると痛みが起こり、特に動作により激しい痛みが出ます。

初期の激しい痛みは2~5日で軽減しても、動作による痛みは残っていることが多いです。

痛めた直後は患部を冷シップや氷のうなどで冷やすと楽になることが多いですが、痛みが増すようであれば温めてかまいません。激しい痛みが治まれば、温シップやカイロなどで温めて血行を良くしていき回復を促します。

治療は、電気治療、徒手施術、当院では微弱電流による施術を行います。

抗炎症作用のある湿布や解熱鎮痛剤(ロキソプロフェン、イブプロフェン等)を服用するのも良いでしょう。

 

椎間板性

筋肉性のぎっくり腰と同様に、腰に急激な負荷がかかった時に起こる痛みですが、骨と骨の間の椎間板というクッションのような役割をしている部分に負担がかかり、炎症が起き痛みが出ます。

激しい痛みは2~5日で軽減していきます。

筋肉性のぎっくり腰と違い、お尻から足の方にも痛みやしびれが出ることもあります。ぎっくり腰になり腰以外に足の方にも症状が出た場合は、椎間板性を疑います。

治療法は筋肉性のぎっくり腰と同様ですが、生活においては腰への圧迫を軽減するようにします。コルセットをして腹圧をかけるようにする、イスに座る場合は肘掛けに肘をつき上半身を支えるようにする、立つ場合は、両手でテーブルなどに手をつき上半身を支えるようにすると痛みが軽減します。

 

骨が原因の腰痛

圧迫骨折(あっぱくこっせつ)

尻もちをついたり腰の骨に大きな負担をかけたため、背骨がつぶれてしまうことがあります。多くは高齢の方に発症し、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)が背景にあります。

安静時(寝たまま、座ったまま)では痛みは軽減していますが、動作時(起き上がり、立ち上がり)に激しい痛みを感じます。

骨がつぶれた状態でも、骨が固まってしまえば(癒合)痛みはなくなりますが、さらにコルセットで姿勢をキープしたり、前かがみや、寝たり起きたりする動作を減らすと早く回復します。

基本的には骨折部分が治癒するのを待つことになりますが、電気治療を行ったり、筋力が落ちるので骨折部に負担をかけないよう筋力トレーニングを行います。

 

腰椎分離症(ようついぶんりしょう)

若年者でまだ骨がしっかりと固まっていない時期(小学生~中学・高校生くらい)に、野球やテニスなどスポーツなどで腰部の激しい動きを繰り返した際、脊柱の基部の骨が折れて分離してしまうことがあります。

大人になってから分離症になることはまれです。学生の時に分離症に気づかず、大人になってから検査で見つかる場合はあります。

 

スポーツをしている学生さんで、腰を反る動作で痛みがある、授業中など座っているだけでも痛みがあるなどの症状がある場合は腰椎分離症を疑います。整形外科でのレントゲン、MRI、CT検査等で診断されます。

自然に治癒する場合もありますが、症状がひどい場合は整形外科にて、体に合わせ型取りして作る硬性コルセットを使用し、数か月固定をする治療方法もあります。

当院でも生活指導や炎症を軽減させていく微弱電流・筋力トレーニング・体操指導なども行います。

神経が原因の腰痛

坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)

イスに長く座るなど同じ姿勢で坐骨神経を圧迫した時に起こる神経性の痛みです。坐骨神経に炎症が起き、座っている時や立上がり時、動作時にお尻~足(主に外側)にかけて痛みが出ます。

座りっぱなしの生活や肥満、からだが固いなどの生活習慣に起因していることもあるので、運動やストレッチなどによって痛みを起こさないような身体づくりをしていくと良いでしょう。

整形外科でリハビリや投薬、注射、外科手術などの治療が行われます。

当院でも生活指導や炎症を軽減させていく微弱電流・体操指導なども行います。

椎間板(ついかんばん)ヘルニア

椎骨と椎骨の間にあるクッションの役割をする椎間板がなんらかの原因ではみだしてしまい、脊髄を圧迫することで起こる痛みです。悪い姿勢や重いものを持ち上げた時などに発症します。

腰からお尻にかけての痛みがあり、さらに足まで痛みやしびれが出ることもあります。

整形外科でレントゲン検査、CT、MRI検査等で診断を行い、リハビリや投薬、注射、外科手術などの治療が行われます。

当院でも生活指導や炎症を軽減させていく微弱電流・牽引・筋力トレーニング・ストレッチ・体操指導なども行います。

すべり症

通常、背骨の骨(椎骨)はずれることはありませんが、何らかの原因によって椎間関節や椎間板に変化が起きてずれが生じてしまった状態を「すべり症」と言います。すべり症には脊椎分離(腰椎分離症)を起こして発症する場合(主に若年者)と、加齢による椎間板の変形が原因で発症する場合(主に中高年)があります。

すべり症を発症していても痛みがなく、無症状の場合もあります。

整形外科でレントゲン検査、CT、MRI検査等で診断を行い、リハビリや投薬、コルセットなどで安静を図り、改善しない場合はブロック注射や外科手術などの治療が行われます。

当院でも生活指導や炎症を軽減させていく微弱電流・筋力トレーニング・体操指導なども行います。

腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)

加齢や動作による腰への負担があったりした場合、脊椎が変形し、脊髄の神経が入っている管(脊柱管)を圧迫して狭くし、それが神経を刺激して痛みやしびれが出ます。

しばらく歩いていると腰や足に痛みやしびれが出て歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになる、またショッピングカートやシルバーカーなどを押しながら前かがみでなら痛みが少なく歩ける、歩くのはつらいが自転車なら乗れる、というのが脊柱管狭窄症の主な特徴です。

足の痛みやしびれは片側だけでなく両側に起こります。時として排便・排尿障害(便秘、頻尿、尿漏れ、残尿感など)が起こることもあります。

整形外科でレントゲン検査、CT、MRI、脊髄造影検査等で診断を行い、リハビリやブロック注射・投薬、コルセットなどで保存療法を行います。改善しない、痛みがひどくなる場合は外科手術などの治療が行われます。

当院でも生活指導や炎症を軽減させていく微弱電流・筋力トレーニング・ストレッチ・体操指導なども行います。

 

すみれ整骨接骨院への腰痛治療へのご相談等はLINEからもお問い合わせ可能です。

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