顎関節症というと、顎の開閉をするとガクガクする、音がする、痛む、など不快な症状ですね。
20~30代、また女性に多いそうです。
なぜこのような症状が出るかというと、
下あごが頭蓋骨の側頭部と連結する関節部(下顎頭)と、側頭骨の下顎頭がおさまるへこみ(下顎窩)を連結している関節の間には、クッションのような役割をする関節円板があります。
この関節円板は顎がスムーズに動くよう連結が緩やかになっているためずれやすく、下顎窩の端っこのほうまでずれたままになってしまうと、上記のような症状が出るそうです。
ではなぜずれてしまうのか。
多くは、口を大きく開けたりしたときにずれる、うつ伏せで寝る、かみ合わせや咀嚼が左右どちらかに偏るなどの生活習慣によるのですが、
最近明らかになったのは「T・C・H」(トゥース・コンタクティング・ハビット)日本語で言うと、”歯と歯をくっつけている習慣”です。
普通は、口を閉じている時は歯と歯は離れているものなのですが、最近はTCHの人が多くなってきていて、また顎関節症をわずらっている多くの人に、このTCHが見られたそうです。
パソコン仕事などの長時間のデスクワークやストレスなどからTCHになっている人が多いので、普段から気づいたら顎の筋肉をゆるめるようにするといいそうです。
(参照;NHKおはよう日本けんコン!「顎関節症に新事実」2013年12月17日)
顎関節症の治療には、TCHをやめるようにする認知療法、スプリントという装具をつける方法、ひどい場合は薬物や外科治療が行われます。
接骨院では、顎の筋肉をゆるめ、関節円板や側頭骨のズレを正しい位置に戻す手技を行います。
口腔外科へ行く前に、一度ご相談ください。